240403

選択の正誤をどう判断するのか

普通に生きていれば,対峙する選択の殆どは 1. その根拠をバイアスに基づいて選び取ってくる 2. 事後の感情に基づく という方法でしかその正誤を判断できないものだと考える 良い選択 (unclear) をするには,未来は分からないので,1 しかない

ex.) 今後の人生でお茶とコーヒーどっちかしか飲めないならどうするか

「コーヒーはカフェインを含むし歯が汚くなるからお茶にする」

「お茶飲んでも眠気覚ましはできないしなんか年寄りっぽいからコーヒーにする」

どっちでも良いけど結局重要なのは最終的な選択であって,それまでの数十文字は自分の選択を正当化するために(不都合な事実に目を瞑って)有利な根拠を持ってきて説明しているだけで,何とでも言えるのであんまり意味がない

 

「悩んで決めた選択は全部正解」とか誰かが言っていたけど,それはもう少し細かく言うと

「意思決定を行う上でなるべく多くの評価指標(≒根拠)を持ってきて比較検討する事で,選択の根拠は,「狭い領域に限られた領域から抽出された(≒バイアスがかった)理屈の集合」から「より広い領域から無作為に抽出された(≒正規分布に従った)バイアスの少ない理屈の集合」に「近づき」,後々後悔する(≒検討していなかった評価指標によって選択の正当性が損なわれる)可能性が「減る」」みたいな 中心極限定理的な理屈だろうか

「全部正解」は言い過ぎ 事後の感情で結局全否定される可能性もある

大抵の場合理屈に基づいて物事を選んで生きているつもりでも結局は曖昧な感情に基づいて都合よく選んだ吹けば飛ぶような理を無理やり正しいと信じ込んでるだけで何となくフラフラ生きてるのと一緒じゃないのか